令和8年度の技術士第二次試験 建設部門 鋼構造及びコンクリートの選択科目Ⅲは、Ⅲ-1が巨大地震に備えた事前防災対策、Ⅲ-2が品質確保を伴う生産性向上対策を主題としており、どちらも、(1)多面的な観点から技術課題を3つ抽出し、(2)最も重要な1つに複数の解決策を示し、(3)そのあとに生じるものを述べる、という3段構成です。ただし(3)だけは2問で問い方が違い、Ⅲ-1はリスク、Ⅲ-2は将来的な懸念事項を求めています。
この記事は、令和9年度以降に鋼構造及びコンクリートを選択する人と、令和8年7月の筆記試験を受けて自分の答案を振り返っている人に向けたものです。模範解答や解答例は載せません。載せるのは、設問が何を書けと指示しているかの分解と、令和元年度から令和8年度までの鋼構造及びコンクリート 選択科目Ⅲ 18題を並べて数えた出題テーマ・設問形式の推移です。
根拠は日本技術士会が公表している各年度の試験問題の原文だけです。テーマ名は設問文中の語をそのまま使い、予備校の解説やまとめ記事は根拠にしていません。
令和8年度の鋼構造及びコンクリートⅢは何を要求しているか
まず出題の指示を確認します。選択科目Ⅲは2問題のうち1問題を選び、赤色の答案用紙3枚を用いてまとめる形式です。
Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(赤色の答案用紙に解答問題番号を明記し,答案用紙3枚を用いてまとめよ。)
答案用紙は1枚600字なので、3枚で1,800字です。選択科目Ⅲの配点は30点、選択科目ⅡとⅢを合わせた解答時間は3時間30分(13:00〜16:30)で、この時間内にⅡの3枚とⅢの3枚の計6枚を書きます。配点と時間の内訳は技術士二次試験の科目構成と配点・合否決定基準、答案用紙そのものの規定は筆記試験の答案用紙 — 600字の規定と合計9枚の使い方にまとめています。
Ⅲ-1(巨大地震に備えた事前防災対策)が指示していること
Ⅲ-1 我が国は,世界有数の地震国であり,東日本大震災や能登半島地震以降も,巨大地震の発生が高い確率で予想されている。 (中略) (1)巨大地震に備えた事前防災対策を推進するうえで,鋼構造及びコンクリートの技術者としての立場で多面的な観点から3つの技術課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その技術課題の内容を示せ。(*) (*)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。 (2)前問(1)で抽出した技術課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ,その技術課題に対する複数の解決策を,専門技術用語を交えて示せ。 (3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。
小問ごとに、何をいくつ書けと言われているかを取り出すと次のようになります。
| 小問 | 書けと指示されているもの | 数の指定 | 見落としやすい条件 |
|---|---|---|---|
| (1) | 観点と、その観点から抽出した技術課題の内容 | 技術課題は3つ | 立場が鋼構造及びコンクリートの技術者に指定されている/観点を先に述べる(脚注) |
| (2) | 最も重要と考える技術課題1つと、それに対する解決策 | 技術課題は1つ、解決策は複数 | 解決策は専門技術用語を交えて示すよう指定されている |
| (3) | すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクと、その対策 | 指定なし | 対象は解決策の1つではなく、すべての解決策 |
設問が背景として置いているのは、東日本大震災と能登半島地震以降も巨大地震の発生が高い確率で予想されている状況と、令和8年1月に閣議決定された第6次社会資本整備重点計画がハード・ソフト対策を一体的に講じて事前防災を強化することを重要な課題に位置付けている点です。主題は震災後の復旧ではなく、発災前の対策に置かれています。
Ⅲ-2(品質確保を伴う生産性向上対策)が指示していること
Ⅲ-2 建設業における担い手不足は,熟練技能の継承の停滞や施工管理体制の脆弱化につながるおそれがあり,社会インフラの持続可能性を揺るがす喫緊の課題となっている。 (中略) (1)鋼構造及びコンクリート構造の設計,施工,維持管理(補修・補強含む)の各段階を通じて,品質を確保するとともに,限られた人的リソースを活用した生産性向上対策を推進するうえで,鋼構造及びコンクリートの技術者としての立場で多面的な観点から3つの技術課題を抽出し,それぞれの観点を明記したうえで,その技術課題の内容を示せ。(*) (*)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。 (2)前問(1)で抽出した技術課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ,その技術課題に対する複数の解決策を,専門技術用語を交えて示せ。 (3)前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。
Ⅲ-2の(1)には、Ⅲ-1にはない制約が2つ入っています。1つは対象の段階が設計・施工・維持管理(補修・補強含む)の各段階を通じてと指定されていること、もう1つは目的が生産性向上だけでなく品質を確保するとともにという条件付きであることです。設問文は、配慮が不十分な場合に構造物の初期欠陥を誘発し耐久性や品質を損なう懸念があるとしたうえで、生産性向上対策では品質確保に対する配慮が強く求められていると述べています。品質への言及がない答案は、この2つ目の条件を落とすことになります。
令和8年度の(3)は2問で違い、しかも令和7年度と一字一句同じ
令和8年度のⅢ-1とⅢ-2を並べると、(1)は主題が違い、(2)は完全に同じ文です。違いが残るのは(3)だけです。
| 小問 | Ⅲ-1 | Ⅲ-2 |
|---|---|---|
| (2) | 前問(1)で抽出した技術課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ、その技術課題に対する複数の解決策を、専門技術用語を交えて示せ | Ⅲ-1と同一の文 |
| (3) | すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策 | 解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策 |
さらに、この(3)の2文はいずれも令和7年度の同じ番号の問題と一字一句同じです。令和7年度Ⅲ-1の(3)も「前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。」であり、令和7年度Ⅲ-2の(3)も「前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について,専門技術を踏まえた考えを示せ。」です。
2つの型は要求が異なります。リスク型は、解決策をすべて実行した状態を前提に、そこで新たに生じうる不利益を挙げます。懸念事項型は新たに浮かび上がってくる将来的なと時間軸を指定しており、実行直後ではなく将来の状態を対象にします。番号だけを見て前年の答案パターンをそのまま当てると、問題選択によっては要求とずれます。
答案用紙3枚・1,800字に、小問3つをどう割り振るか
公表問題にも受験申込み案内にも小問ごとの字数指定はありません。判断材料になるのは、令和8年度のⅢ-1・Ⅲ-2が要求している要素の数だけです。
| 小問 | 要求されている要素の数 |
|---|---|
| (1) | 観点3つ+技術課題の内容3つ(観点を先に述べる指定つき) |
| (2) | 技術課題1つ+解決策は複数(下限は2つ)・専門技術用語を交える |
| (3) | リスクまたは将来的な懸念事項と、その対策(数の指定なし) |
1,800字を3つの小問で単純に等分すると1問あたり600字です。ところが(1)だけは観点と技術課題の組を3つ書く必要があり、単純計算で1組200字しか使えません。要素数がもっとも多いのは(1)で、字数が最も足りなくなるのも(1)です。 Ⅲ-2を選んだ場合は、その200字の中で設計・施工・維持管理の各段階と品質確保の条件にも触れることになります。過去問で答案構成を練習するときは、まず(1)に何字使うかを決め、残りを(2)と(3)に配る順序になります。配分そのものは受験者に委ねられており、正解の比率は公表されていません。
令和元〜8年度の鋼構造及びコンクリートⅢ 18題は何を出してきたか
この科目は令和元年度だけ4問題、令和2年度以降は各年度2問題なので、8年で18題です。テーマ名は設問文中の語をそのまま使いました。
| 年度 | 番号 | 出題テーマ(設問文中の語) |
|---|---|---|
| 令和元年度 | Ⅲ-1 | 鋼構造物の工場製作又は架設(建て方)における労働災害の防止対策 |
| 令和元年度 | Ⅲ-2 | 構造安全性を損なう劣化・損傷に対する補修・補強策や再発防止策 |
| 令和元年度 | Ⅲ-3 | インフラシステムの海外展開(新興国・開発途上国のインフラ整備) |
| 令和元年度 | Ⅲ-4 | 二酸化炭素等の温室効果ガスの削減 |
| 令和2年度 | Ⅲ-1 | BIM/CIMの活用による生産性の向上 |
| 令和2年度 | Ⅲ-2 | 性能規定化の推進 |
| 令和3年度 | Ⅲ-1 | 新材料・新工法の活用 |
| 令和3年度 | Ⅲ-2 | 予防保全型メンテナンスの推進 |
| 令和4年度 | Ⅲ-1 | 社会インフラの老朽化対策の優先順位 |
| 令和4年度 | Ⅲ-2 | サプライチェーンマネジメントの導入 |
| 令和5年度 | Ⅲ-1 | 技術・技能の伝承と次世代の技術者の育成 |
| 令和5年度 | Ⅲ-2 | 省力化や働き方改革等に向けた業務効率化 |
| 令和6年度 | Ⅲ-1 | 計画設計段階における維持管理上の配慮 |
| 令和6年度 | Ⅲ-2 | カーボンニュートラルの実現に向けたCO₂削減 |
| 令和7年度 | Ⅲ-1 | 大規模な補修・補強工事における社会的影響の軽減 |
| 令和7年度 | Ⅲ-2 | i-Construction2.0(生産プロセスのオートメーション化) |
| 令和8年度 | Ⅲ-1 | 巨大地震に備えた事前防災対策 |
| 令和8年度 | Ⅲ-2 | 品質を確保しつつ限られた人的リソースを活用した生産性向上対策 |
この18題を主題で分けて数えると、次のようになります。
| 主題の系統 | 題数 | 該当する年度・番号 |
|---|---|---|
| 生産性向上・担い手・働き方 | 6題 | 令和2年度Ⅲ-1/令和4年度Ⅲ-2/令和5年度Ⅲ-1/令和5年度Ⅲ-2/令和7年度Ⅲ-2/令和8年度Ⅲ-2 |
| 維持管理・老朽化・補修補強 | 5題 | 令和元年度Ⅲ-2/令和3年度Ⅲ-2/令和4年度Ⅲ-1/令和6年度Ⅲ-1/令和7年度Ⅲ-1 |
| 環境・温室効果ガス削減 | 2題 | 令和元年度Ⅲ-4/令和6年度Ⅲ-2 |
| 防災(発災前の対策) | 1題 | 令和8年度Ⅲ-1 |
| 上記以外(労働災害・海外展開・性能規定化・新材料) | 4題 | 令和元年度Ⅲ-1/令和元年度Ⅲ-3/令和2年度Ⅲ-2/令和3年度Ⅲ-1 |
読み取れる事実は2つです。1つ目は、生産性向上と維持管理の2系統で18題中11題を占めることです。2つ目は、地震や防災を主題に置いた問題は令和8年度Ⅲ-1の1題だけだという点です。令和元年度Ⅲ-2は豪雨・地震・火山噴火などを損傷の発生要因として挙げていますが、問われているのは発生後の補修・補強策や再発防止策であり、事前防災そのものではありません。
次年度に何が出るかは公表されておらず、この表から出題を予想することはできません。使えるのは、鋼構造及びコンクリートⅢが生産性と維持管理を軸に回してきたなかで、令和8年度に事前防災という新しい軸が加わったという事実までです。建設部門の他科目・他年度の設問の並びは技術士二次試験 建設部門 過去問 — 令和元〜8年度96冊728設問の索引、同じ令和8年度の他科目の選択科目Ⅲは令和8年度 建設部門 道路 選択科目Ⅲの設問の要求事項、令和8年度 建設部門 河川 選択科目Ⅲの設問の要求事項、令和8年度 建設部門 施工計画 選択科目Ⅲの設問の要求事項にあります。
設問の型は8年でどう変わったか — A/Bグループ制の廃止から脚注の追加まで
鋼構造及びコンクリートは、令和元年度だけ他の11科目と形式が違いました。選択科目Ⅲが4問題あり、鋼構造を選ぶ人とコンクリートを選ぶ人でグループが分かれていました。
令和元年度
令和2年度
令和2年度の設問文は、鋼構造の立場を選択する者は鋼構造、コンクリートの立場を選択する者はコンクリートと「必ず答案用紙の1行目に明記すること」と定めていました。この立場の明記の指示は令和3年度以降の設問文には現れず、令和3年度からは他科目と同じ2問題からの選択だけになっています。設問数と枚数の骨格は令和2年度以降7年間動いていません。
動いているのは問い方の粒度です。8年分の(1)と(2)を並べると次のようになります。
| 年度 | (1)の課題数の指定 | (1)の脚注 | (2)の専門技術用語の指定 |
|---|---|---|---|
| 令和元年度 | 指定なし(課題を抽出し分析せよ) | なし | なし |
| 令和2年度 | 指定なし(多面的な観点から示せ) | なし | なし |
| 令和3年度 | 3つ | なし | なし |
| 令和4年度 | 3つ | なし | あり |
| 令和5年度 | 3つ | なし | あり |
| 令和6年度 | 3つ | あり(※) | あり |
| 令和7年度 | 3つ(技術課題) | あり(※) | あり |
| 令和8年度 | 3つ(技術課題) | あり(*) | あり |
数えると、変化は3つに整理できます。
第1に、課題の数が3つに固定されたのは令和3年度からです。令和2年度までは数の指定がありませんでした。
第2に、観点の明示を求める脚注が入ったのは令和6年度です。この年のⅢ-1・Ⅲ-2はどちらも「解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。」という脚注を付けています。令和7年度も同じ脚注が付き、令和8年度は語が変わって「解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。」となりました。脚注の記号は令和6年度・令和7年度が(※)、令和8年度が(*)です。
第3に、課題という語が技術課題に変わったのは令和7年度からで、令和7年度・令和8年度の4題はすべて技術課題、令和6年度以前の14題はすべて課題です。
設問から答案を組み立てる手順
過去問を使うときにまずやることは、答案を書くことではなく設問の指示を漏れなく取り出すことです。令和8年度の鋼構造及びコンクリートⅢの2問を材料にすると、手順は次のようになります。
- (3)の型を先に確認して問題を選ぶ。 令和8年度は(2)が2問で同じ文なので、選択の判断材料は(1)の主題と(3)の型です。Ⅲ-1はリスク、Ⅲ-2は将来的な懸念事項を求めています。
- (1)の条件をすべて書き出す。 Ⅲ-2は設計・施工・維持管理(補修・補強含む)の各段階と、品質確保という条件が付いています。生産性向上だけを論じた答案は要求の半分しか満たしません。
- 観点と技術課題の内容を対にして3組並べる。 設問は観点を明記したうえで技術課題の内容を示せと要求しています。技術課題の名前だけを3つ並べた答案は、内容を示すという要求を満たしません。脚注により、書く順序も観点が先と指定されています。
- (2)で選ぶ技術課題は(1)の3つの中から選ぶ。 設問は前問(1)で抽出した技術課題のうち、と限定しています。
- (2)の解決策は複数書き、専門技術用語を交える。 「複数の解決策を,専門技術用語を交えて示せ。」なので、下限は2つで、かつ用語の水準も指定されています。
- (3)の対象を取り違えない。 Ⅲ-1は(2)のすべての解決策を実行した状態が前提なので、1つの解決策だけを取り上げるとずれます。Ⅲ-2は将来的な懸念事項なので、実行直後の副作用ではなく将来の状態を書きます。
この6項目は、どの年度の選択科目Ⅲでも設問文から機械的に取り出せます。答案の中身を検討する前に置く確認工程です。同じ令和8年度の必須科目Ⅰとの設問の型の違いは令和8年度 建設部門 必須科目Ⅰ(Ⅰ-1・Ⅰ-2)の設問の要求事項で比較しています。
筆記のあとに来るもの — 合格発表から口頭試験へ
筆記試験の答案は返却されないため、自分が何を書いたかを再現できるのは記憶が新しいうちだけです。
令和8年度の筆記試験合格発表は11月上旬(11月4日(水)予定)、その後、令和8年12月上旬から令和9年1月中旬にかけて口頭試験が実施されます。受験申込み案内は採点結果の内容について、答案用紙の開示を含めて問合せには一切応じないとしています。11月になってから、鋼構造及びコンクリートのⅢでどちらの問題を選び、3つの技術課題に何を挙げたかを確認する手段はありません。
口頭試験は筆記試験における記述式問題の答案及び業務経歴を踏まえて実施されると定められており、選択科目Ⅲで書いた技術課題と解決策は試験官の手元にある材料の一部になります。発表から本番までの逆算は筆記合格発表(11月4日予定)から口頭試験まで、試問事項と配点の構造は口頭試験の試問事項と配点(令和8年度)にまとめています。発表当日から本番までに何を準備するかは技術士 口頭試験 対策 — 筆記合格発表(11月4日予定)から本番までに公式資料で準備できること全部に順番どおりに並べています。
まとめ:次に取る3つの行動
- 令和8年度のⅢ-1とⅢ-2の(3)を、別の型として書き分ける練習をする。 令和7年度・令和8年度は2年連続で、Ⅲ-1がリスク、Ⅲ-2が将来的な懸念事項です。番号と型が対応しているように見えますが、令和6年度は2問とも懸念事項型でした。年度ごとに読み直す前提で扱います。
- Ⅲ-2型の設問は、条件を数えてから書き始める。 令和8年度Ⅲ-2の(1)は、対象段階の指定と品質確保という条件を同時に課しています。過去問を解く前に、(1)の文から条件をいくつ抜き出せるかを確認する工程を挟みます。
- 筆記の答案を再現したメモを、口頭試験まで保管する。 答案は開示されず、口頭試験は答案と業務経歴を踏まえて実施されます。記憶が新しいうちに書き起こしておく作業は、筆記直後にしかできません。